まほろば日記
いにしえより伝えられて来た、しきしまのやまとの暮らしぶりをお伝えして行きたいと思います。
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今日は八十八夜です。
 今日は八十八夜。立春から八十八日目。肌寒かった立春から、桜の季節を経て、なんだか汗ばむ今日このごろです。
 “夏も近づく八十八夜・・・”と歌われてきたとうり、今日はお茶の初摘みの日です。今日摘まれたお茶は、1番茶。そして、夏に向けてさまざまな種が蒔かれるひでもあります。
 稲作・農耕を生活や文化の中心において生きてきた日本人にとっては大事な日です。それをのどかな茶摘歌にして伝えてきた祖先のこころは素敵ですよね。

 わたしは今日大学生になった娘に誘われて、上野の国立博物館で行われている、薬師寺展に行ってきました。
 すごい人出で、ゆっくり見ていられる雰囲気ではなかったのですが、やはり日光菩薩様、月光菩薩様はなんともいえず、その前で拝んでしまいました。何の解説も必要ありません。
 日本人であれば、何かを感じるのではないでしょうか。テレビや新聞などで宣伝してるせいで大勢の人が繰り出したのでしょうが、心のどこかに癒しや精神性のものに触れたいという欲求があるのではないかと思いました。
 娘も神妙な面持ちで見入ってました。人ごみが大嫌いな娘なのですが、出口まできてもう一回見たいくらいだと言っていました。超現代っ子の娘のこころに、菩薩様は何を語りかけて下さったのでしょうか。1300年数しれず人々を救ってこられたそのお姿は、不動の力を宿しているように感じました。
 本物を直に見るということは、大事なことですね。とくに、子供の教育には。
 

実りの秋
 十月も半ばとなりました。日本の秋は、実りの秋。きのこや栗、柿に早生のみかん、さんま等々。なんと言っても新米が美味しいですよね。

 折しも今日は『世界食料デー』だそうです。先日娘が高校の英語の教材で、次のような文章を見せてくれました。

 「ヨーロッパ人とアメリカ人を合わせると、ペットフードに170億ドル使っている。もしこの金があれば、世界のすべての人々に基本的な栄養と教育を与えることができる。しかも40億ドルも残るのである。」(国連人間開発報告書より)

 この報告書がどの程度信用できるのか、また何を示唆しているのかはわからないが、世界の中で極端な飽食と饑餓が進行していることは確かです。

 余談ですが、昨年の日本の新生児の数はペットの数を下回ったそうです。テレビのコマーシャルでペットフードの前に‘グルメ’という修飾語が付くのは、いかにもおかしくないですか。また、‘大食いタレント’が異常な量の食事を平らげ、それを見て大喜びする番組が多すぎませんか。呆れて言葉がありません。

 日本の食料自給率は39パーセントで、先進国中最低。日本は国防のみならず食料までも人任せにする、情けない国になってしまいました。大食いと最低の食料自給、究極のアンバランスに皆気づいてないのでしょうか。まさに砂上の飽食。

 明日は、伊勢神宮で『神嘗祭』が執り行われます。今年の初穂を天照大神に捧げ、豊作に感謝します。ずっと昔から行われてきました。米には八十八の神様が宿っているから、一粒たりとも無駄にしてはいけないと、私たちの祖先は言い伝えてくれました。その心を毎年思い出しなさいと言われている気がします。とても大事なお祭りです。

 日本は多くの食べ物を外国から輸入していますが、食べ物に対するその心は、胸を張って外国に輸出していいと思います。 
「偉くなりたくない」日本の高校生
先日、各国の高校生の意識調査があったそうです。「偉いひとになりたいか」という質問に対して、日本の高校生が最も低い結果になったそうです。

「偉い」という内容が様々に解釈されるところではあるでしょうが、『少年よ、大志を抱け』という言葉はもう死語になってしまっているのでしょか。

サンケイ新聞、正論で曽野綾子氏がそのことに言及されていましたので、引用します。
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『昭和の日』子どもたちと
今年『緑の日』から『昭和の日』に変わった4月29日。すばらしい晴天でしたね。正しく天皇晴れと言うのでしょうか。気持ちのいい一日でした。

記念すべき日であるにもかかわらず、マスコミではほとんど取り上げられませんでした。NHKにいたっては、憲法制定に関する特集を組み、天皇条項を残すにあたり、極東委員会が強硬に反対したにもかかわらず、残ったというニュアンスを伝えていました。こんな企画は憲法記念日にすべきでしょうに、なんとも悪意にすら感じてしまう内容に腹が立ちました。

私は、NPO法人まほろば教育事業団主催の『小学生まほろばの会』に出席して、子供たちと昭和天皇のご事蹟について学びました。幼児から中1まで10名が集まってくれました。連休中にも関わらずきてくれた子どもたちに感謝。

小学校の先生をしている方が講師となり、戦後8年にも及ぶご巡幸の様子や先々での国民とのふれあいのエピソード、日頃物や植物を殊のほか大事になさったエピソードなど、ビデオやお写真などを通して、御人柄をお偲びする時間を持ちました。

また、たくさんお詠いにになった御製(和歌)の中から、5首を皆で朗誦し味わいました。

・戦いのわざわひうけし国民をおもふこころにいでたちてきぬ
・あさまおろしつよきふもとにかへりきていそしむ田人たふとくもあるか
・よろこびもかなしみも民と共にして年はすぎゆき今はななそぢ

感性の鋭い子供たちは、このような陛下の御気持ちが直接伝わる御製になにか感じてくれているようでした。後半は一首こころに残った御製を清書して、絵を書いたり、切り絵を貼ったりして作品にしてお土産として持ち帰ってもらいました。

子供の感想文の一部をを紹介します。

「今日は、昭和天皇さまの勉強をして、8年もかかって日本を一しゅうして、戦争で家ぞくをなくした人をはげましてゆうきや元気をあたえてくれていたことがすごく心にのこりました。あと、ボロボロになるまでスリッパとかを使うなんてぼくはそんなことぜったいにできないので昭和天皇さまはすごい人だと思います。」(小学5年男子)

「ぼくは今日一番心に残ったのは植物のことで、ざっそうという植物はないときいて、天皇さまは本当に植物を大事にしているんだなーと思いました。それに全国をなぐさめてまわるなんて、すごいなーと思いました。ぼくは天皇さまを、何もかも大事に使う人なんだなーと思いました。」(小学5年男子)

『まほろばの集い』をどんどん広げていきたいと思っています。子供さんやお孫さんのいらっしゃる方のアクセスをお待ちしています。よろしくおねがいします。(03-3485-6554 Faxも同様)
緑を潤す春雨
今日から5月。萌え出ずる青葉の季節になりました。

春の天気は変わりやすく、晴天の夏日かと思えば、雨天の肌寒い日とそういうサイクルが交互にやってきます。

カレンダーを見ると、4月20日のところに『耕雨』と見慣れない文字がありました。読んで字の通り『耕す雨』なのです。つまりこの時期の雨は、木々の緑にとりまさに恵みの雨なのです。

人間は「あーあ、今日は雨か」と言っていますが、目を外に転じれば木々の緑は生き生きとしています。また、雨上がりの緑はすばらしく、陽光に輝くばかりです。若葉がぐんぐん成長していく様が見えるようです。また、大事な田植への準備の雨なのですね。

この時期の雨を『耕雨』と名づけた先人はすごい。自然との共生というか、感謝の心からでてくる言葉なのでしょうか。

桜の時期は過ぎましたが、桜の時期に降る雨を表した言葉も幾通りもあります。自然と感性と言葉が一体となって成り立ってきた、これが日本文化なんですね。

窓の外で木々を潤す雨をながめながら。


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